「年画」は春節の時に家に飾る吉祥を表した伝統絵画のこと。天津の楊柳青という地域で生まれた「楊柳青年画」は全国的にも有名で、江蘇省の桃花塢、山東省の潍坊楊家埠、四川省の綿竹とともに、中国四大年画と謳われている。楊柳青年画の発祥は明代の崇禎年間。以来この地で脈々と受け継がれ、300年以上の歴史を築いている。
楊柳青年画は、版画で下絵を写してから色を塗る「半印半画」という独特の手法が用いられている。丹念に色を重ね塗りしていくので、仕上がりは非常に精緻かつ繊細である。
楊柳青年画館
中国の伝統家屋「四合院」の中にあり、展示室では年画の作品や作業工程の説明などが見られる。奥に工房があり、若い職人たちが実際に制作している風景を見学することができる。
OPEN:9:00~16:30
FEE:5元/人
ADD:西青区楊柳青估衣街2号 楊柳青博物館裏側 安氏祠堂内
TEL:(022)2794-5662
市バス:153路、158路、175路、669路、672路、824路 「楊柳青広場」下車
玉成号画社
年画職人・霍玉堂氏が開いた工房で、現在は息子の霍慶有氏が先代の志を受け継ぎ、年画という伝統工芸の保護と伝承に努めている。年画の購入(60~4000元)、工房の見学はもちろんのこと、希望すれば、ここで年画のレッスンも受けられる。見学とレッスンは無料。
OPEN:24時間 年中無休
ADD:西青区楊柳青古運河辺世紀新苑小区13-1-101
TEL:(022)2794-0848
市バス:153路、158路、175路、669路、672路、824路 「楊柳青広場」下車
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